◆母の日の最強フレーズ
母の日に「何か欲しいものある?」
と聞いてみました。
このフレーズ、意外とおすすめで
「え、そうなの?!」ってものを
母親は欲しがっていることが多いのです。
なんと今年は「ウィッグ」が欲しいと!
某社のチラシを見ると安いから、
店舗に行って試着してみたい、
同行して!とのこと。
◆お年寄りは大抵読み間違える
なるほど〜と、その某社を
私も検索。
なぜなら70歳を過ぎた母は、
だいたい店舗名とか商品名を
間違えて発言しているので…。
(案の定、ちょっと違ってましたw)
気になったのは、通販だと9,800円だけど、
店舗で買うと10倍くらい値段が違うように
書いてあること。
「これおかしくない???」と
母に言っても「そんなわけない」と
思い込み激しい系マダム。
「通販と実店舗で商品の質も
違うから、値段も違うのかもよ?
電話して問い合わせてごらん」
と促してみました。
電話問い合わせしてみると、
予想通り、値段は店舗だと
8万円以上すると!
さすがに高いからと
話は一旦お流れとなりました。
◆マジでウィッグが欲しい母
数日後。
別のウィッグブランドを見つけてきた母。
(本当に欲しかったんだなぁ…)
近隣で試着イベントがあるとのことで、
心配と興味、そして親孝行、
複数の意味合いを持ち合わせて
私も同行しました。
◆レディースウィッグ試着体験会へ
「売りつけられる雰囲気だったら
嫌だなぁ」と心配しながら会場に
足を踏み入れました。
が、心配とは裏腹に会場は大盛況!
「少々お待ち下さいね」と
手の空くスタッフをしばらく
待つほどでした。
ほどほど待ってからようやく、
美容室のような、大きな鏡の前に
通されました。
スタッフ(おそらく美容師)さんに
髪質を見ていただきつつ、
「ちょこっと乗せる感じがいいですよね?」
と要望も聞いた上で、商品をピックアップ。
商品を頭頂部に乗せてもらうと…。
もう地毛と全然変わらないし、
全然分からないし、母若返ってるし。
背後から見ていた私も大興奮でした。
◆母がウィッグを買うまで
やっぱり値段と質は比例するもので、
安すぎると、「あれ、もしかして?」と
ウィッグ感が強めに出てしまいます。
でもお値段が上がっていくごとに、
一部、形状記憶の毛を使っているらしく、
自分の持っていきたい部分に髪の毛を
持っていけるので、扱いやすそうだなと
感じました。
ちなみに全部人毛だと
絡まっちゃったりして
よくないそうです
(営業トークかもしれないけど)
「せっかく買うなら使いたいものを」
「ずっとお気になさられていたと思いますし」
スタッフさん、パワーワード炸裂。
最終的に、当初は「8万でも高い」と
言っていたのに、それよりも高いウィッグを
購入となりました!!!
◆高いなりに優秀なウィッグの使い勝手の良さ
でも、10〜20回に1度洗うくらいでいいらしく、
ワックスやスタイリング剤をつけてもよし、
染めてもよし、希望があればメンテナンスも
します、と使い勝手はかなりよさそうでした。
付属の櫛が付いていて、それで梳かすと
アレンジしやすいようです。
ドライヤーで乾かすのだけはNG,
自然乾燥で、とのことでした。
◆ウィッグ販売の会計システムがすごい
さらに驚いたのは、このウィッグ販売の
会計システム。
「ここではお会計をしません」と
おっしゃるのです!!!
(後日振込)
これって「今、手持ちが無くて〜」
の断り文句が使えない!
賢い支払いシステムだなぁと
関心しました。
ウィッグが決まったら、
振込用紙だけ貰って、終了。
長時間拘束もないので、
ストレスなく、むしろ
感動と興奮で会場を後にしました。
◆レディースウィッグが与えてくれるパワー
私自身はウィッグを乗せたわけでも
買ったわけでもないですが、若返った
母を見るのは嬉しいものです。
帰宅して鏡を見て
「頑張んなくっちゃ!」と呟いた母。
ウィッグってすごい。
生きる活力にもなるんですね。
これまでは千円カットに行き、
白髪染めももったいないからと
セルフでしていた母。
「次はウィッグに合わせてカット
してもらったら?」
「おでこのシワが気になるなら、
前髪を多めに作って貰うように
カットのときオーダーするといいよ」
と私からもアドバイスしました。
ウィッグ購入をきっかけに、
美に諦めない母で居てほしいなと
切に思うのでした✨️

今週のお題「美容室でする話」