季節や体調や仕事や環境や…、様々なことでふとメンタルが傾いてしまうことは誰にでもあることだと思います。自分でも、家族でも。
精神科やメンタルクリニックは気軽に行ける場所ではないですし、家族の代わりに代理受診もできません。「病院に行った方がいいのか?」という判断も、素人の私達ではしづらい問題です。
そんなとき実は頼れるのが保健所。自治体にもよると思うのですが、保健師さんが話を聞いてくれ、場合に寄っては医師と面談することができます。家や職場近くのクリニックまたは病院を紹介してもらうこともできます。
◆保健所での心理相談、利点とは?
面談の場合は事前予約が必要ですが、ほぼ時間通りに始まります。予約していてもなぜか軽く1時間以上待たされるメンタルクリニックよりストレスが段違いに少ないです。
電話でも気軽に相談できるので、まずは電話で「医師との面談が必要なレベルなのか」判断してもらうのも手です。
家族が「病院に行きたい」「誰かに相談したい」と思えるようになったときのために、事前に代わりに行って【相談場所を作っておく】こともできるのが保健所利用のメリットだと思います。
同じ人が何度も同じ相談はできないそうなのですが、相談内容が変われば再度相談も可能だそうです。もちろんお金を取られることもありませんので、金銭的な意味でも気軽に相談できる場所です。
◆せっかく相談したのにがっかり…な時、大事にしたいこと
相談先がどこで、誰であっても、がっかりしてしまうことはあると思います。
・期待していた「答えのようなもの」を貰えなかった
・相談相手が人として信用しにくかった
・自分の意見を聞いてもらえなかった
など。でも、相手の言葉が後からじわじわ効いてくることも実はあります。例えばしばらく経ってから、「あ、あのときのあの言葉…!!」ということも。自分には必要ない言葉でも、家族や他の誰かを通したら役立つ、ということもあるかもしれませんし。
「意味なかったな!」とすぐ心に蓋をするのではなく、とりあえず仮保存しておくくらいのスタンスでいると、いいのかもしれません。
「なんだよ、そのアドバイス!」と思っても、「相手は一体どういうつもりでこの言葉を投げかけてくれたんだろう?」と相手の立場になって考えてみると、見えてくる答えも見つかりやすいのでは、と個人的には考えます。