一人時間に吹く風を楽しむ

増えてきた一人時間を楽しんでいきます!

「自分でできる子に育つほめ方叱り方」内容・感想・人気の秘密

最近読んだ本でぜひシェアしたい内容満載の一冊があったので、自分の中で理解をさらに深めるためにも、内容まとめと所感について書いてみようと思います。本タイトルは

「モンテッソリーニ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学士が語る 自分でできる子に育つほめ方叱り方」著:島村華子(ディスカヴァー・トゥエンティワン

※表紙絵は版によって違う場合があります

2020年4月初版で、私の手にしている本は1年後に17刷なのでかなりの大ヒット。調べてみると

フジテレビ系「ノンストップ! 」/中田敦彦YouTube大学/週刊文春 2021年1月28日号「ベストセラー解剖」/日経DUAL/はなまる子育てカレッジ 

で紹介されたそうです。

自分でできる子に育つほめ方叱り方 内容まとめ

【褒め方】

①能力や見た目に集中した声掛けを避ける(「かっこいい」「かわいい」)
②おざなり褒めをしない(「すごい」「上手」)
③プロセス褒めをする(努力の過程を褒める)
④どんどん質問する
→具体的に褒めて、さらに質問する
「どこが一番工夫した?」

【叱り方】
①否定せず肯定する
「ダメ」「違う」を使わず「そうだったんだね」「わかるよ」
②好ましくない理由を説明する
(走るとぶつかってしまうから歩こうね)
③Iメッセージを伝える
「ママは一緒に歩いてくれたら嬉しいな」


【アクティブ・リスニング】
・ジャッジしない
・解決してあげようとしない
・話をそらさない

【子どもとつながる7つの習慣
・応援する「次はどうしたらもっとよくなるか一緒に考えよう」
・励ます
・傾聴する(アクティブ・リスニング)
・信頼する
・尊重する
・違いを話し合う
・受け入れる


【感想】

どうして私達は今「褒め方叱り方」を学ぶべきなのか。それは私達パパママ世代が適切に褒められなかった・叱られなかったからだと思います。自分の子ども時代を思い出しても、親の気分で叱られたり、感情的に言われたりすることがよくありました。褒められ方も「すごいね」くらいしか言われてこなかったような。学校の先生からも、今の子みたいに褒められた記憶はありません。だから我が子を褒めようと思ってもそういったワードしか出てこなくなってしまうのだと思います。
自分たちが経験してないからこそ、現代のパパママは褒め方叱り方を学ぶ必要があると感じます。


「アクティブ・リスニング」については、同僚や部下、夫婦間でもとても大事な点だと感じました。私は人と話すときに相手が自分の話を繰り返し「つまりこういうことだよね?」とまとめてくることがあまり好きではないし、「え、人の話聞いてた?」という気持ちになってしまっていたのですが、「反復」「明確化」は気持ちや問題を相手と共有しやすくなる効果があるそうです。確かに自分が話したことをまとめてもらえると「そうか、そういうことか」と理解が深まっている気もするので、今後は素直にその言葉を受けとろうと思うようにもなれました。

読んだ時は理解しても、即実践できるかというと難しいので手元に置いて定期的に読み返したくなる本です。OK例、NG例も多いので「そうか、こう言えばいいのか」と日常的に実践しやすい作りになっていると思います。

 

f:id:writerami:20221109103308j:image
f:id:writerami:20221109103311j:image

子どもに「頑張れ」ではなく「頑張ってるね」と言うと、すごく効果があって、子どもが弱っているときにはすごく心にしみたようで。泣き出してしまうこともありました。

塾で勉強の仕方は教えてもらえますが、子どもの声のかけ方って毎日することなのに意外と教えてもらえる場はないんですよね。実践は簡単なことではありませんがコツコツと意識していきたいと強く思うのでした。